直腸がんの症状
直腸がんは近年の食生活の変化に伴って珍しい病気ではなくなってきました。
直腸がんとは、直腸にできた悪性腫瘍の事を指します。
主な症状は血便、排便困難(便秘を含む)です。
この症状は痔とよく似ているので、自己判断で甘くみていると気づくのがだいぶ遅れてしまうことになります。
だんだん、おなかの張りがひどくなり、食欲が沸かずに吐き戻したりする症状で気づくようです。
初期の血便の症状ですが、これは目に見えない状態であることも少なからず症例としてあげられます。
これが自覚症状のなさにつながっているわけです。
便秘や下痢なんかの症状が交互に起こる方も検査を行ったほうがよいでしょう。
定期的な検査が早期発見に繋がりますので、無症状であったとしても健康診断などの検査をしっかりと行うことが大事です。
直腸がんの診断
直腸がんの診断は便を調べることが一般的なようです。
数日前から食物繊維をたっぷり含んだ食事をとるようにして、検査にあたります。
便の中に血液があるかどうかを調べて判断をします。
この検査は目に見えない血液も検出する為に、自覚症状のない方でも早期発見をすることができます。
また、直腸は肛門からすぐの場所ですので、直接指を挿し込んで触って診断する方法もあります。
多くはこの直腸の指診でしこりなどが発見された場合さらに精密な検査を続けて行って正確な病名を判断します。
そして近代では超音波を使った内視鏡検査も行われています。
体内の状態を内視鏡で確認し、原因を特定する方法です。
もし、自分が直腸がんの症状かもしれないと疑っている場合はなるべく早めの診断をおすすめします。
直腸がんのステージ
直腸がんは大腸がんの一種で進行の度合いによってステージに分けられています。
ステージ0
がん(悪性腫瘍)が粘膜中にだけ発生している場合。
転移などもしない状態で症状も無自覚の事が多いとても早期に発見された状態。
ここでしっかりと手術などで治療をすれば死亡する可能性は大きく減少します。
95%以上の生存率になっています。
ステージ1
まだがんは粘膜の中にあるが、神経やリンパ管のある筋層まで広がった状態。
この段階ではまだ転移の心配なども低く、早期発見と言われる程度の直腸がんです。
生存率は90%以上とまだまだ安心できる状態です。
ステージ2
直腸がんが筋層から外層まで広がってしまった状態。
生存率は五分五分といったところです。
転移の危険性が高くなってきています。
医師の判断を仰ぎ、すばやい対応をすることが大切です。
ステージ3
がんの症状がリンパ節にまで及んだ状態。
とても危険です。生存率は約30%程度まで低下します。
諦めずにしっかりと治療にあたることが大切になります。
ステージ4
がんが肺や肝臓など、他の場所に転移してしまった状態。
いわゆる末期です。生存率は1%に満たされません。
こうなってしまう前にしっかりと検査、治療を行いましょう。
直腸がんの治療
直腸がんの治療といえばがんに侵された直腸を切り取ってしまい人工肛門をとりつけるという手術が一般的に行われていました。
しかし、他の大切な神経なども切り取ってしまうために手術後にリスクを負うこともあげられています。
最近では、直腸がんの症状があって手術に及ぶ場合に、最小限の切り取る箇所で済むような措置もされています。
また、他のがん治療のように放射線を使用してがんの腫瘍を小さくする方法をとる場合もあります。
放射線治療はメインの治療というわけではなくあくまでも補助的な治療につかわれることが多いです。
直腸がんにならないために
直腸がんの原因といわれているものが食生活の変化なら予防も食生活の改善で行えます。
現在の食卓は欧米化が進んで、肉や脂をよく使用していますが、これを見直してみてください。
食物繊維をたっぷり含んだ野菜をおかずにごはんをしっかり食べる。
魚や乳製品などの低カロリー高たんぱくで量よりも質のよい食事を心がける。
一般的にみて粗食といわれるような昔ながらのバランスの良い食卓が理想です。
このような食事は、直腸がんの予防の他にも現在成人病の原因として懸念されているメタボリックシンドロームの解消にも繋がります。
直腸がんの症状で苦しむのは自分だけではありません。
家族などもあなたが病気になることで辛い思いをすることになるのです。
この事をしっかり頭にいれて普段の食生活を改善し、健康を意識して過ごしましょう。